正しい主張の仕方

世界觀と其の獨立は劍で護るべきものである。諸君が他者へ向けて何かを主張し度い時には、態々相手に紅茶を淹れてやるやうな事はあつてはならず、鯉口を切り乍ら憎惡の眼差しで睨み上げ、相手を震へ上がらせてやるべきなんだ。そして後日、遙か遠方から相手の叫び聲が聞こえてきた時には、がなり聲の響き亙る夕暮れと共に、紅茶を存分に味はへばいいんだ。

やがて、此れが同時多發的に世界中で起きてしまふと、人類はあらゆる形で鬪爭を繰り廣げる。其の時諸君は勇敢に鬪ふべきであるし、假にやがて敗北を味はふ事に成らうとも、其れは必然であり、全く情けの無い事ではない。

ただ、相手の主體性に恐怖したり、共感を求めるやうなことがあつてしまふ時こそ、遂に諸君の主體性は無慘に朽ち果てるだらう。

思想と論者の關係性は非常に嚴格なもので、諸君が他者の曖昧な價値觀に基づく善や、惡の基準に共感や妥協を示すやうな行爲は、諸君の主體性が斷じて許さない。

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